PRODUCTS / 14 カシミヤニットCashmere knit
とろけるような肌触りが好評、
定番カシミヤニット
ガリャルダガランテの秋冬の目玉といえば、カシミヤニット。世界有数のカシミヤ産地の原料を使っているのに、プライスは2万円台という、圧倒的コストパフォーマンスを実現しているアイテムです。今年は2型でラインアップ。入荷したら完売必至、早い者勝ちです!
ハイブランドも信頼を寄せる、
オルドス地方産カシミヤ
毎年飛ぶように売れているというカシミヤニットについて、改めてお話を聞きたいと思います。カシミヤは中国・内モンゴル地方のものを使っているんですよね。
岩崎そうですね、オルドス地方という世界有数のカシミヤ産地です。このオルドスで採れるカシミヤの特長としては、第一に繊維が細く長く柔らかいこと。カシミヤヤギの飼育は外モンゴル地方でも行われているのですが、寒暖差のある気候が続く内モンゴル地方のほうが、毛が柔らかく育つんだそうです。そしてもうひとつの特長は、その白さ。原毛の色は発色の鮮やかさを左右するので、白い毛であればあるほど、ライトな色などが美しく出ます。
岩崎さんは実際にオルドス地方へ行かれたんですよね。
岩崎そうなんです。ヤギから梳き取られた原毛が洗浄されて紡績されて毛糸になっていくまでを見学してきました。ラグジュアリーブランドの製品も多数手掛けている工場ですので、扱う原毛はトップランク。カシミヤはヤギを傷めるようなことをせずに採取されるので、エコな繊維と呼ばれているそうですよ。
そんな貴重なカシミヤを使って、今年は2タイプのニットが。たくさんの支持を得ているボートネックのドルマンスリーブ型に加え、クルーネックもお目見えですね。
岩崎はい。まずボートネックタイプについては、横に幅が広いネックラインが女性らしい印象を与えます。そして、身頃は後ろを長めに取って、腰まわりのラインをさりげなくカバーするような作りに。カシミヤの柔らかなタッチとの相乗効果で、やさしいムードで着こなすことができます。
色は全3色。
岩崎はい。今年はスタンダードな色バリエーションを揃えました。オフホワイトにライトグレー、それからネイビーの3色展開です。
新作のクルーネックはいかがですか?
岩崎こちらは形がミニマルな分、ディテールに少しだけデザインを入れました。まず、袖ですね。袖は丈を気持ち長めに取っていて、袖口のリブも通常より長めにしてあります。そして、リブのところにはスリットを入れました。手元のスリットからほんのちょっと肌が覗くことで、女らしい雰囲気が生まれるんです。あとは脇の下から袖下に渡って、縫い代をわざと表に出して、ラインのようなアクセントに。一枚で着てもフラットな印象にならないようにしてあります。
色はこちらも3色。ドルマンスリーブタイプとはまた違う色バリエーションですね。
岩崎こちらはネイビーにモカブラウン、そして差し色としてビビッドなイエローが登場します。
Designer's Voice
高級感のあるカシミヤを、こなれたムードで着こなせるようにデザインしました。リッチなカシミヤニットだからということで、今年も背中にはゴールドのメタルタグをプラスしています。とろけるような柔らかさとなめらかさを、じっくり味わってみてください。
By/ Rie Iwasaki