GALLARDAGALANTE MASTER PIECE
2019 SPRING AND SUMMER

10:Simple cut and sewn

スタイルアップ効果抜群!
一枚で決まるシンプルカットソー

“夏のトップス、Tシャツじゃちょっとカジュアルすぎる”という大人の女性の期待にこたえて誕生したカットソー。一見無地のシンプルなデザインですが、だからこそ、素材選びにはじまりディテールの随所に至るまで、さまざまな仕掛けを凝らしました。

生地は上質できめの細かい綿スムース。Tシャツライクな着心地ですが、Tシャツより断然シャープで洗練されたムードに着こなせるのが魅力です。形については、鎖骨がのぞくほどよい開きのネックラインや二の腕をさりげなくカバーするフレンチスリーブなど、ボディラインを華奢に見せるカッティングを追求しました。そして決め手となるのが、腰のサイドに入れたタック。このタックによって裾が腰骨にひっかかり、お腹や腰の気になるラインをカバーする役割も果たしてくれます。

一枚で着こなすほか、ジャケットなどのインナーとして取り入れてもパーフェクト。カジュアル度を抑えてあるので、オン・オフ問わず活躍すること間違いなしです。

ディテールのさじ加減が、
身体のラインをトーンアップ

ネックラインはデコルテを綺麗に見せるゆるやかなスクープで、フレンチスリーブは斜めのカットで二の腕にかかる丈。この2つのディテールが、肩から腕にかけてのシルエットをほっそりと映し出すトリックなんです。ネックラインのステッチもできるだけ細かくし、繊細で華奢な印象をアピール。そこへ生地の上質感も加わって、ブラウス風に着こなせる上品ムードが生まれます。

シルエットのキーは
サイドに入れたタックにあり

ストンと一枚で着た時にもこなれたムードが出る仕掛けは、サイドの仕立てにあります。両脇の切り替えは裾に向かってやや前方へと走らせ、腰の位置にタックをひとつ。この設計によって裾が腰骨で止まり、お腹周りに適度な膨らみが出て、ラインが気になる部分をカバーするという仕組みになっているんです。インナーにした時や、裾をウエストインした時にもバランスよく決まるように、この一着の全体が計算されたシルエットになっているのです。