服とインナーの濃密な関係..
ラ ナチュール ラーンジュの人気に迫る
written by Rie Miyata
服とインナーの濃密な関係..
ラ ナチュール ラーンジュの人気に迫る
written by Rie Miyata
服とインナーの濃密な関係..
ラ ナチュール ラーンジュの人気に迫る
written by Rie Miyata
服とインナーの濃密な関係..
ラ ナチュール ラーンジュの人気に迫る
written by Rie Miyata
【La nature linge】
ー ラ ナチュール ラーンジュー
いつものニットのインナーを変える。
それだけでシルエットが「今」になる。
時代と共にファッションを生み出してきた
作り手の目線から、服の見せ方にこだわる
インナーラインが生まれました。
服だけでなく気分まで洗練される、
心地よい肌触り。
出かける日も家で過ごす日も、
毎日に寄り添います。
Text / Rie Miyata
宮田理江
(ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター)
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報などを発信。リアルトレンドを落とし込んだ着こなし提案も得意とする。コンサルタントとしてのビジネスも手がけ、企業向け提案、セミナー、イベント出演も多い。
長く続いたステイホームにより、心地よいインナーの価値を再発見。
「コンフォート」を衣服に求める意識の高まり。
長く続いたステイホームにより、
心地よいインナーの価値を再発見。
「コンフォート」を衣服に求める意識の高まり。
インナーウエアを「おしゃれ着」としてまとう着こなしが盛り上がってきました。欧米の有力ブランドから相次いで提案されていて、ファッショニスタは早くも自分好みのアレンジを披露。スタイリングのバリエーションも広がって、もはや「インナー」という呼び名がふさわしくないと思えるほど。
人気の背景にあるのは、「コンフォート(心地よさ)」を衣服に求める意識の高まり。窮屈感や引っかかりなどのストレスフリーで過ごしたいという、素直な気持ちがインナーの居場所を広げつつあります。
長く続いたステイホームは心地よいインナーの価値を再発見させてくれました。
上質アイテムを選び、着方を工夫すれば、外でも着られるとわかって、おうちからご近所へ、さらに街中へと、出番が広がる流れに。それに伴って、視線を受け止めても安心な「外でも着られるインナー」への期待も高まっていきました。「健やかさ」がトレンドに浮上する中、ヘルシーでセンシュアル(官能的)な「格上インナー」が登場。シーン(場面)フリーの着こなしがさらに勢いづいて今に至っています。
「GALLARDAGALANTE(ガリャルダガランテ)」でもインナーラインの「La nature linge(ラ ナチュール ラーンジュ)」が広く支持を得ています。こちらのラインのアイテムはもうインナーとは思えないほどのおしゃれ感の高さ。公式サイトの着こなしルックを見ても、街中使いが当たり前に提案されています。
ラインアップはTシャツをはじめ、ノースリーブ・トップス、キャミソール・ブラ、レース・カットソーなど、選択肢が多彩。幅広いシーンをカバーできます。タートルネックやロングスリーブなども用意されているから、自在にアレンジできそう。もちろん、秋冬にはレイヤードの基盤ピースとして、しっかりいい仕事をしてくれます。
既に大勢のファンやリピーターに支えられている「ラ ナチュール ラーンジュ」。今回はデザイナーインタビューを交えつつ、その魅力を深掘りしていきましょう。創り手ならではの言葉は、アイテムのよさをさらに深く印象づ けてくれます。
「究極のシンプル」を目標に作ったからだと思います。結果として余計なデザインがなく、多くの人に好まれたようです。シンプルなアイテムだから、いろいろな洋服との相性が良いのも、「ラ ナチュール ラーンジュ」が好まれる理由です。ほのかに透けるチュールやシアー系のトップスがトレンドになったおかげで、大勢のお客様からのお買い上げにつながりました。
透ける素材の別トップスを重ねて着る場合に、インナーとして主張しないディテールを心がけています。例えば襟ぐりのシルエットや肩紐の形状・仕様は特に大切です。慎重に選んでいます。
できるだけステッチを表に出さないデザインにしました。仕様上、どうしても必要な最低限にとどめてあります。ステッチを多用すると、カジュアルでスポーティな印象が強くなってしまうからです。
「ガリャルダガランテ」のインナーラインとして2021年9月にスタートし、後に今の名前に改めました。20年から新型コロナウイルス禍が深刻になり、ライフスタイル関連アイテムのニーズが高まったことがラインを立ち上げたきっかけです。人気が高まってきたのに伴い、「ガリャルダガランテ」以外での取り扱いがスタート。今では「Whim Gazette(ウィム ガゼット)」や「Drawing Numbers(ドローイング ナンバーズ)」でも販売しています。
「ロングスリーブTシャツ」は細番手のハイツイストタイプの原料をガーゼ調に編むことによって、肌触りはサラサラしつつも、膨らみのある優しい風合いが特長の綿100%のフライス素材を使用しています。ルーズに見えないよう、シルエットにこだわったトップスです。オフタイム用におすすめしたかったのですが、実際には日常のトップスとして着用されることが多いようです。落ち感があって、華奢な素材なので、キレイなカテゴリーの中のカジュアルな1枚としても着ていただいています。
【La nature linge】ロングスリーブTシャツ
¥9,900(税込)
「シアークルーネックトップス」は代表作です。表地はサラリとしたナイロンチュール。
ベア天竺キャミソール・ブラに重ねるレイヤードがおすすめです。こちらのシリーズはオーガニック素材を使用しているタイプで、ファーストコレクションから続いている人気アイテムです。ブラとキャミソールの2型のシリーズです。「レース・カットソー」はブラウス感覚で着ていただけたようで、人気のアイテムになりました。
【La nature linge】シアークルーネックトップス
¥14,300(税込)
「シンプル」「着回しやすさ」「着心地の良さ」の3つです。
デザインするにあたって心がけているところは「シンプルである」ということです。ただ、シンプルなだけではつまらないものになってしまうので、少し前や少し先のトレンドをイメージして、今の気分に着地するようにデザインしています。
言葉のあちこちから細部への心配りが感じ取れました。お客様が思い思いの着こなしを楽しんでいる様子もうかがえます。
「ラ ナチュール ラーンジュ」はシルエットと気持ちの両方を変えるインナーラインとして誕生しました。着る人の気持ちが「内側」に向かった変化を「ガリャルダガランテ」がキャッチ。服の見せ方にこだわるインナーラインとして世に送り出しました。
何だか守られているような安心感を得られるのは、オーガニックコットンをはじめとする素材の肌触りがやさしいから。どんな服よりも素肌に近いところで、安らぎや癒やしをもたらしてくれる存在です。