時代の流れと共に安価に手に入る化学合成インディゴが普及し、手間のかかる藍の仕事に従事する人も少なくなってきた昨今。
琉球藍研究所では、沖縄で古くから栽培され藍染の染料として使用されていた琉球藍を、今後何十年と続く産業にするために原料づくりから追求し、現代の我々が琉球藍を使うことで、琉球藍の魅力を感じてもらいたいと考えている。
沖縄の土地から生まれた文化の色を継承するため、土壌作りから苗を育て、藍葉の漬け込みから染料の抽出を行い沈澱藍を作り、染色までを一貫して手掛ける。現代に藍染の作品を生み出していくことで、琉球藍の素晴らしさを伝えている。