2022.09.30
twoles(トゥレス)
【 twoles 】DIRECTOR INTERVIEW
今年3月にPAL GROUPよりデビューしたアパレルブランド
-早速ですがレディースのイメージが強いPAL GROUPにあってユニセックスの
ブランドを始めた経緯を教えてください。
一山:入社以来ずっとレディースブランドに関わってきたんですけど、いつか自分のライフスタイルを反映させたブランドを始めてみたいと思っていて。
僕、ゴルフが凄く好きでキャリアで言ったらもう20年くらい。
けどゴルフウェアを着てゴルフをしたことが無いんですよ(笑)
なんだか敷居高いでしょ?ゴルフとゴルフウェアって。
それをファッションで変えたかった。で、気付いたら始めてましたね。
-ゴルフってウエアの着方もマナーが細かいイメージですが?
一山:もちろん何でも好きなように着てイイわけではないです。
襟が無いとダメだとかTシャツはダメ、とか当時は今よりも様々な制約がありました。
制約がある中で「襟が付いていれば良いんでしょ?」という感覚でポロシャツの上にSupremeのクルーネックスウェットを着たりとか。
そうやって自分なりにゴルフ場でのファッションを楽しんでました。
-それをご自身以外の方々にも提案したいと?
一山:はい。
当時はまだ僕みたいな恰好でゴルフするのはご法度っぽいムードだった。
実際一緒にラウンドした一部の先輩からは「何?その恰好」って言われましたし(笑)
けど”FUN GOLF”ってイイ意味で今バズワードでしょ??
その波に便乗して当時から自分達がやってきたスタイルを提案したい。
ゴルフを始めること、プレーすることそのもののハードルを下げたい。
ファション入口で気軽にゴルフを始めてほしい。そう思ってます。
-3月にブランドスタートしてみて手応え?とか、どうですか?
一山:全然、まだまだですよ。
手探りの部分も大いにある。色んな人達の力を借りながら日々試行錯誤しています。
ただ、コースか日常のどちらかでしか着れないモノは作りたくない。
それは凄くハッキリしています。
とは言えまだまだやれることの幅が狭い。
僕達のように小さなブランドだと生産枚数も少ないので頭で想い描いている全てが具現化出来るわけでなない。クリエイティブ、現実、様々なことをバランスしながら人に喜んでもらうブランドになる為に日々苦悩してますよ(笑)
-少し視点が変わりますが、一山さんご自身は20年前からプレーもファッションも既に“FUN GOLF”されていたと思います。とは言えこの市場も一気に飽和しそうで。ビジネス視点での勝算ってあったんですか?
一山:いやいや勝算とか考えてないですよ、想いばかりで。
先のビジョンなんてない。とにかくカルチャーのあるブランドを創りたい、ってその一心です。
新卒入社してこれまで毎日数字と向き合ってきたわけですけど、今回はまず「想い」とか「カルチャー」ありきで始めたくて。勿論事業計画はあるし、それが重要だと理解はしています。
けど今回は順番を変えたい。自分が良いと思うことやものを真っすぐに提案したいんです。
-売れなきゃダメだけど、売れればイイってもんでもない、と?
一山:そうです。どちらも大事にしたいし、大事。
ただ今回は順番が違う。勝算があったから始めたのではなくて、想いがあったから始めました。
-ここまで色々と質問をさせて頂きましたが、どんな人に着てもらいたいとかありますか?
一山:ゴルフを始めようと思っている人に着てもらえたら嬉しいですけど、勿論既にゴルフをやっている人達にも着てもらえたら。
それと女性にも積極的に着てもらいたいですし、そういう仕掛けもやっていきたい。
女性のライフスタイルに対する感度って男性よりも高いでしょ?
ウエアが可愛ければゴルフを始めてくれるだろうし、ライフスタイルに取り入れてくれるはず。僕達のブランドがゴルフを始めるキッカケ、日常の一部になってくれたらイイな、って思ってます。
-ところでブランド名の
一山:「two things semalessly=ゴルフと日常をシームレスに繋ぐ」という意味の造語です。
さっきの話にもありましたけど、ゴルフをプレーする時と日常と、どちらかでしか着れない服は作りたくない。
その名の通りゴルフと日常をシームレスに繋ぎたいんです。当時から今まで僕らがそうであったように。
-これからゴルフを始めようと思っている人からそうでない人まで、皆が日常との境目なく
一山:そこはちょっと違っていて。
イイと思ったものは
着たいものを着てゴルフと日常を楽しんでもらいたいですし僕達は選択肢の1つとか、キッカケとか、そうであれたらイイ。
REMIXスタイルで