Visit to Abruzzo in October 2022 -vol.2-

2022.12.09

IACUCCI(イアクッチ)

コロナ禍において、リモートミーティングが続いたイアクッチ本国とジャパンチーム。

2022年10月中旬に、2019年以来久々のイタリアへの訪問が実現しました。
約3年ぶりとなる訪伊で、念願のイアクッチファミリーとの交流や、イタリアの文化、そしてイアクッチの大きなインスピレーション源であるアブルッツォの自然に沢山触れてきたディレクター飯田。

イアクッチ生誕の地"アブルッツォ"のご紹介を兼ねて、ディレクターが出張の合間に撮影した写真と共にダイアリー形式でお届けします。

今回は第2回目。ぜひ、ご覧ください。

第1回目はこちらから。Visit to Abruzzo in October 2022 -vol.1-

10/13　DAY-3
“Factory tour”

楽しみにしていた工場視察。まずはショールーム1階の工場からスタート。

ここでは、出荷前の最終検品やサンプルの製作、細かい手仕事を中心とした作業が行われている。
以前訪問した時と変わらず、清潔に保たれた工場。
私たちが訪問することを知った従業員さんが、ネイルを日本仕様に‼ 素敵なおもてなしの心に感動♡♡

タイミング良く、大人気のBERTA（ベルタ）の作業中で、その驚くほどの工程に値段以上の価値をあらためて実感。
人気の商品には、必ず理由がある。丁寧で繊細な手仕事が非常に素晴らしかったので、是非また別の機会にご紹介したい！

今までたくさんのイタリアのバッグ工場を視察してきたが、必ずオフィスや工場内に家族の写真がある。
とても家族を大切にするイタリア人。素敵。

隣の工場へ移動。こちらは大型の機械が揃い、主にレザーの検品やカットを行う。

＜left＞使う部位により、革の厚みを細かく調整。
＜right＞金型を使用し、小さなパーツをカットする。

＜left＞ブランドロゴの箔押し。IACUCCIのスタンプは、ゴールド箔、シルバー箔、素押し（無色の型押し）の３種類。
＜right＞大きなレザーをコンピューターで効率よく配置し、一度にレーザーでカット。機械作業でも、最終確認は必ず職人さんの手と目で行う。「ここに少し傷があるよね！」と言われたが、私たちには見えなかった‥

昼食後、帰国チームをお見送り。IACUCCIの更なる飛躍を約束したBOSS達のハグ以上の握手。
イアクッチ家の愛犬"Achille"(アキーレ)もお見送り。

午後からは、2階のショールームでいよいよサンプルチェック‼

盛りだくさんの企画ミーティングは明日も続く・・

この日のディナーは、行きつけの中でも特にお気に入りのレストラン。初めてアブルッツォに訪れた日の夜に連れて来てもらった思い出の場所。
イアクッチファミリーはかなりのエビ好きだと確信した夜。アブルッツォの白ワインと幸せマリアージュ♡

10/14　DAY-4
“Product Meeting”

清々しい朝。
…昨晩も食べ過ぎたため、朝食は軽め?？に済ませアーシングへ♩♩

この日もそれほど水温が低くないなと思ったら、クラゲを発見‼私が日本でよくお世話になるクラゲよりかなり巨大‼
サンドベージュのビーチからエメラルドグリーンの海、ブルースカイに繋がるグラデーション、ジェリーフィッシュも含めて、全て美しいアブルッツォのビーチ♡ 朝の充電完了♩

NaluとGaiaに相談しながら、企画ミーティングの続き。
新素材や新加工は想定通りに進まないことが多い。何度も何度も試行錯誤を繰り返し、納得する仕上がりになるまで何度もやり直す。
メールやビデオ会議では解決しないことも、直接会って話し合うとベストな案があっという間に出る。
頭で想像しきれないことを、その日のうちに工場で試作してくれるのも現地で企画する魅力。
Naluがその場でサンプルを分解して、私がチェックしてまた別の案を試して・・そんな、ベストに近づいていく過程で、新たなデザインが生まれることも多々ある。
現地で彼らと同じ空間でアイデアを出し合うことは、私のディレクションを高める為に最も重要なこと。

青空の下でカフェタイム。日焼け好きな私もついオリーブの木影に入りたくなる日差し。

出張最後の打ち合わせは、2023年秋冬ムードマップのプレゼンテーション。とっても素敵なテーマにうっとり。

頭の中で妄想を膨らませ、テーマに沿って具体的にどのように形にして欲しいかをしっかり伝えるのが私の仕事。毎回、とても熱心にこちらの意見に耳を傾けてくれるイアクッチ。私の提案にも熱が入る‼

アブルッツォ最後の夜。
ここもイアクッチファミリー御用達のレストランで、以前日本からの帰国後、真っ先に食べたいと思ったのがここの料理だったとか。
昨晩はたっぷりお魚をいただいたので、今夜はアブルッツォのお肉料理。ジビエにはアブルッツォの赤ワインと♩Paolo社長のワインセレクトはいつも完璧‼

写真を見返しながら、このレストランの雰囲気と2023年春夏カタログ（現在製作中）がリンクしていることに気づく！
体感したことは、体のどこかに必ず残っている。どのレストランもアブルッツォを感じることができる素晴らしい空間だった。
仕事が終わった後も、毎晩素晴らしいプレゼンテーションをしてくれたIACUCCIに感謝。
♡♡Grazie di tutto♡♡

最終日は、2023年秋冬テーマのインスピレーションとなった場所へ・・

今回はここまで。
次回は、12月23日(金)12時に更新予定です。ぜひ、お楽しみに。