06. Rugby Shirt / 2021SS MasterPiece
次のハイカジュアルに目覚める
モダンなラガーシャツ
デコルテが際立つ、スキッパー開きのラガーシャツ。メンズライクなオーバーサイズで、襟を抜いたときのサイドシルエットも絵になる一枚。スウェット感覚で気軽に着られて、スウェット以上に女性らしい。
「この上なくメンズっぽいけれど、洗練されたシルエットが大人向き。コーディネイトはラガーシャツというアイテムならではのプレッピーなボーイズ感を生かすように、太めのタックパンツとシンプルに。とくにフェミニンさを意識しなくてもワントーンの上品さと相まって、女性らしい大人カジュアルマジックがかかります」。
ラガーシャツはチャコールグレーとニュアンスベージュの2色展開。さらっとした肌触りで、適度な厚みのあるコットンが着心地の良さも叶えて。前後差のあるデザインは襟を抜き、立体感のあるバックフォルムを楽しむことも。着方によって色気まで感じさせてくれる。
「ニュアンスベージュはシルクのワンピースにレイヤード。ラガーシャツとは対極にあるようなアイテムとのミックスコーディネイトを。ボトムを選ばず、ゆるっとアウトで着てもバランスを取りやすいのも魅力です。ロングネックレスやスクエアトゥのパンプスで次のムードをつかんで」。
For example
「ラガーシャツと女性らしいプリーツスカート。これはカジュアルが苦手なきれいめ派の人も取り入れやすい選択だと思います。私の場合、バッグはきちんとしたものを、足元は履き慣れたスニーカーでバランスを取り、大人っぽさをキープ。スポーティミックスをリアルに、無理なく楽しむための、ひとつの目安にしてください」。(村山佳世子)
Rugby Shirt / ¥14,300 GALLARDAGALANTE
Knit / SLOANE
Skirt / ZARA
bag & bracelet / HERMES
shoes / CONVERSE
※小物はすべて本人の私物です
村山 佳世子
Kayoko Murayama
『éclat』や『Marisol』など多くの女性誌やカタログで活躍するスタイリスト。シンプルでいて時代の空気を巧みに取り入れた優れた審美眼の持ち主と呼び声が高い。著書『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネイト』(集英社刊)が大ヒット。