山形の洋菓子店にうまれ、フルーツとお菓子に囲まれて育った川村あゆみさん。上京後にル・コルドン・ブルーでフランス菓子を学ぶ傍ら製菓会社や製粉会社に勤務したのち、独立。現在は八ヶ岳に工房を構え、地元や国産の食材を使った焼き菓子を販売。実店舗をもたずECやイベントを中心に活動されています。昨年に改名されて、当初の「あとあとかとか」から映画『桜桃の木』にちなんだ名前にチェンジ。「日常のなかの些細なできごとが生きる喜びになることを思い出させてくれる映画。そんなお菓子を届けたい」という思いが込められています。川村さんのお菓子は、香りのよさ、食感のよさが秀逸! お菓子としての楽しさやときめきはありつつ重たく感じない、絶妙な軽やかさがあるのも特徴です。自家栽培の摘みたてハーブをたっぷり使ったCASA限定の特別なケーキ、ぜひお見逃しなく…!
セレクト&文:フリーランス エディター/ライター 門前直子