京都の柿の木が、
教えてくれたこと。
わたしたちに元気をくれる美しい自然と、
もっと近く、もっと深く関わりたい。
だから、あたりまえすぎて見えづらくなっている
豊かな自然との正しい距離感や、
日々の暮らしの中にそっと受け継がれてきた小さくて特別な価値に、
改めて目を向けてみました。
くるくると変化を続ける不確かな日々の中で、
ずっと変わることのない、確かなもの。
それは、先人が積み重ねてきた揺るぎない知恵と、
京都、山城の瑞々しい自然がもたらす
“柿渋”のちからでした。
静かに紡がれてきた、柿渋の驚くほどの
消臭、抗菌、抗ウイルス効果が、
一期一会の出会いと、
一途な想いを共有する人たちのつながりで、
「ONEME」の製品に生まれ変わりました。
毎日使いたくなる香りと共に、
しなやかで自分らしい日々の暮らしを。
アパレル企業だから
実現できたこと。
人の想いがつなぐ、
あたり前で特別な価値。
ONEMEの出会ったパートナー。
古来より消臭・抗菌に絶大な効果をもたらすと言われている「柿渋」が主要成分の「ONEME(ワンム)」。
商品開発のパートナーは、京都唯一の村である南山城村にある「株式会社トミヤマ」。柿渋の国内三大生産地のひとつ、京都・山城地域で明治21年に創業し130年以上に渡って、柿渋一筋に商品開発をされてきました。柿渋に適した品種のみを厳選し、かつては万能民間薬として用いられてきた「柿タンニン」の濃度がピークに達するタイミングで摘果・搾取。1〜5年という長い時間をかけて発酵熟成させるトミヤマの柿渋はまぎれもない本物。発酵の恵みを暮らしに活かしてきた先人たちの知恵を大切に学びながら、柿渋の新たな可能性を切り開いていく。5代目である冨山敬代さんの柿渋に対する強い情熱とともに完成したブランドです。
ONEMEで使われている柿渋が作られている京都・南山城地域は古くは茶畑(宇治茶)、竹、渋柿で知られた自然豊かな盆地です。お茶との関わりが深く寒暖差が激しいこれらの地は、実は渋柿の生産に最も適した場所。茶畑を霜から守る風よけとして、多くの渋柿の木が植えられていた時代もありました。
特にタンニン豊富で生命力の高い「天王柿」という品種が多く、良質な柿渋の材料になっていました。小さくかわいらしい実ですが、タンニン含有量はトップクラス。
「株式会社トミヤマ」は現在もこの「天王柿」を使って柿渋を製造し、その無限の魅力と当時の美しい景観を現代に蘇らせるための「渋柿植樹プロジェクト」も進行させています。
DATE
株式会社トミヤマ/京都府山城地域にて明治21年に創業の老舗柿渋屋。5代目である社長の冨山敬代さんは、受け継がれた技術を守りながら新たな商品開発にも積極的に取り組み、柿渋文化の継承と発展に力を注いでいる。
住所/京都府相楽郡南山城村南大河原阿僧6-5
URL/https://www.kakishibu.com/
柿渋が教えてくれること。
昔も今も私たちの生活に
欠かせないもの。
天然素材100%で作られる柿渋は、かつては日本の衣食住全般に活用される必需品でした。
衣類や建物の抗菌性や耐久性を高める塗料や染料、消臭用、虫除け、あるいは清酒の清澄剤や自然の万能民間薬として、生活の一部として暮らしに根付いていて、当時は誰の家にも柿渋がありました。現在も重要文化財の保全修復に使われています。柿渋の主要成分である高分子ポリフェノールの「柿タンニン」は、他の植物由来タンニンには見られない、さまざまな有用性を持っています。特に、たんぱく質と結合する特性により、消臭・抗菌に絶大な効果があることはよく知られています。
最新の研究によって、インフルエンザやその他病原菌ウイルスを不活性化することも判明し、日本が誇る発酵液「柿渋」の可能性はますます広がりをみせているのです。自然由来だから服も髪も肌もOK! 日本人の暮らしのさまざまな場面の心地よさを支え続けてきた柿渋は、普段使いにも最適です。
徹底した研究調査による
確かな品質管理。
わたしたちは「成分は良質で、絶対に安全なものでなくてはいけない」と考えています。だから「ONEME(ワンム)」は99.8%以上天然由来成分。パラベンなどをはじめとする102種類の旧指定成分はもちろん動物由来原料も一切使用しません。特にメイン成分の柿タンニンは「天王柿」のもの。活性が強い柿タンニンを、純度や安定性の高い状態にまで抽出・精製できたのは、「株式会社トミヤマ」に受け継がれてきた知見と高度な技術があってこそ。それぞれの商品に最適な柿タンニンの濃度を繰り返し研究し、効果をしっかりと検証しました。「一般財団法人ボーケン品質評価機構」にて検査を行うなど、なによりも品質管理を徹底しています。