大人になってから、何か足りない、と感じた時に加えると格段に素敵に映るキーワードはいつだって、
華美とは違うリッチ感と清潔感、そして甘さやゆるさを程よく引き締めるクールな面持ち。
そのすべてを完璧に兼ね備えた紺ブレは、今や強い味方であることに気づいたのは最近のこと。
学生を卒業したばかりの頃は、カレッジスタイルの延長のようであんなに着こなせなかったのに、
これからは年齢を重ねるほど、より一層頼りにしたい存在になる、と確信できる。
伝統的なものだけに、古く感じさせないちょっとした今らしさと身体を
フェミニンに見せる美しいシルエットを追求したものじゃないといけない。
でも、理想の１枚を見つけられれば、１年中どんなテイストの服を着たい日も確実に寄り添ってくれるはず。
そんな究極の紺ブレは今、本当に私たちに必要なアイテムのひとつだ。
カッチリとしたきれいめコーディネートが基本なだけに、代わり映えの難しいワーキングスタイル。好感度の高い清潔感はそのままに、ほどよく変化球となる紺ブレへとスイッチするだけで格段に都会的な印象に。光り過ぎないゴールドボタンやダブルブレストならではの余裕感がハンサムな女性を演出してくれます。
ほんの少しだけいつもと違った雰囲気を纏いたい日はブラックワンピを合わせ、無駄を削ぎつつレディにまとめて。
色味を抑えたミニマムな装いと思わせながら、動くたびアニマル柄の裏地を見え隠れさせるひとひねりの演出は大人の女性だからできるワザ。
スペシャルなひとときを一層ドラマティックに過ごせるはず。
もし貴女がこれまで気温調節にカーディガンを手にしていたのなら、今その代わりにお供にして欲しいのは紺ブレ。こんな薄手の生地のものなら季節を問わず重宝する上、肩がけならクールな面持ち、手持ちすればリッチ感、そしてきちんと袖を通せばモダンな知的さが加わり、どんな服もグッとサマになります。
思いきりカジュアルなスタイルほど、大人が素敵に着こなすのは難易度の高いもの。でも、紺ブレという魔法のアイテムがあればそんな悩みも一挙解決。ゆったりしすぎずコンパクトすぎないサイズ感だから、ただ重ねるだけでボヤっとしがちな印象をキュっと引き締め、上級者さながらの垢抜け感を手に入れられます。
自分に似合うか否かもはっきりと答えが出せないまま流行りのアイテムに着られてしまうより、スタンダードなものを今らしく着こなす方が断然知的で素敵。今なら注目したいのはジャケットをボトムにインするテクニック。薄手の紺ブレだからしっかりとした生地のパンツとなら違和感なくトライ可能です。
今回、ブランド10周年を記念して、ウィムガゼットで毎年人気となっている紺ブレのスペシャルバージョンを限定発売。
裏地にはウィムガゼットらしいアニマル柄を採用した他、通常ウィメンズでは使用されることの少ない“ひっぱり”を施すことにより、着用時にはだけず本格派も納得の逸品に。
無地裏地で“ひっぱり”のないのベーシックバージョン（写真下）と共に、表地は身体のラインを綺麗に出しながら馴染む、リッチなウール100%。とても薄いながらも硬い肩パッドを入れたことで、一層女性らしい美しさが映えるシルエットとなりました。
女性誌でのスタイリングの他、多くの女優やモデル、タレントから絶大な支持を得る。ハイファッションやヴィンテージなどをミックスしリアルな着こなしに落とし込む手腕は、業界内でも随一と評判。ウィムガゼットでもカタログ制作に携わる経験を持つ。
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Instagram : @nagasawamika
Photo _ Takanori Okuwaki<UM>
Hair _ GO UTSUGI<PARKS>
Make up _ ITUKI<UM>
Model _ Romi<ZUCCA>
Direction&Text _ Takako Shirasawa
Design&Develop _ ON&eH
